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さまざまな予言が今人類に警告している!フォトンベルトは地球滅亡に何か関係があるのだろうか?




この地球に刻々と危機が迫っているのだろうか?本当に2012年に地球は滅んでしまうのか?さあ、このときあなたはどうするか?


巨大地震が再び起こる。移動する震源。四国も危ない。これからどうなる熊本地震。

「中央構造線」列島横切る巨大断層
熊本地震の延長上 九州~近畿で400年前に連続発生


熊本地震の震源域とされる日奈久断層帯全体が連動した大地震が発生すると、熊本から八代にかけた平野部のほぼ全域で震度6弱以上の大きな揺れに見舞われることが、九州大などがまとめた活断層調査で分かった。日奈久断層帯は熊本地震以降もひずみが蓄積しており、代表研究者の清水洋教授は「熊本地震のような震度7クラスの地震は確実にまた起きる。警戒を続けてほしい」と呼び掛けている。

 調査は文部科学省の委託で、清水教授がセンター長を務める九州大地震火山観測研究センター(島原市)を中心に熊本地震後3年間実施。報告書を今夏、政府の地震調査研究推進本部に提出した。

 清水教授によると、2016年4月の熊本地震では、布田川断層帯の布田川区間はひずみが完全に解消した。一方、日奈久断層帯は限られた断層崩壊にとどまり、周期的な大地震を引き起こすひずみが依然として残っていることが、これまでの調査で分かっている。

 地層を確認するトレンチ(溝)調査やボーリング調査などの結果、日奈久断層帯で大地震がある間隔は2千~3千年と推定され、直近の活動は1100~1900年前だった。このため「日奈久断層帯は近い将来もう一度大地震を起こす」(清水教授)という。マグニチュード(M)は最大規模8・1で、熊本地震のM6・5とM7・3を上回る。さらに大地震が発生した際の各地の震度を地盤の強度から試算すると、熊本から八代にかけた平野部のほぼ全域に加え、宇土半島と天草下島の一部で震度6弱~震度7の激しい揺れが予想されることが分かった。阿蘇の火砕流が厚く堆積しているために地盤が弱く、地震による揺れが増幅するためだという。

 清水教授は「地震の規模は最も大きい場合を想定したが、地盤は従来の考えよりも実際にはかなり軟弱だった。自宅の耐震化など具体的な備えを検討してほしい」と話している。(熊本日日新聞:松本敦)




熊本県から大分県にかけて強い地震が連続して発生、大きな被害を出した。内陸で起きる地震の常識を超えて100キロメートルもの範囲に震源が広がり、さらに東の愛媛県などに拡大するのではないかと懸念する声が出ている。一連の地震の震源の延長上に西日本を縦断する「中央構造線」と呼ばれる大規模な断層帯が存在するためだ。西日本を背骨のように貫く中央構造線とはどのようなものなのだろうか。

熊本県御船町で確認された、日奈久断層帯が地表に現れたとみられる断層=東北大提供
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熊本県御船町で確認された、日奈久断層帯が地表に現れたとみられる断層=東北大提供

「一番の懸念は、(一連の地震が)中央構造線につながっているということだ」。18日に開いた緊急記者会見で、日本地震学会会長の加藤照之さんはこう語った。

14日の夜に熊本市近郊で最初の地震が発生。16日未明にそれをはるかに上回る規模の本震が起き、これをきっかけに阿蘇山周辺から大分県へと、マグニチュード(M)5級の地震が広がっていった。

今回のような直下型地震は、地下の断層がずれることで起きる。地震を起こした活断層の延長上で別の地震が起きることはしばしばあるが、これほど大きな地震が100キロ以上も進んでいくのは「かなり特徴的」(加藤さん)だという。

■全長1000キロ以上

地震は、九州を横切る「別府―島原地溝帯」を東に進んだ。地溝帯というのは、両側を断層で挟まれた幅の広い谷のことだ。別府―島原地溝帯は、西日本を横切る長大な断層の連なり「中央構造線」の西端に当たる。中央構造線の周辺には並行して多くの活断層があり、地震の連鎖が広がるのではと懸念された。


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中央構造線は、全長1000キロメートル以上に及ぶ。九州から四国北部を経て紀伊半島を横断。伊勢湾を横切り、天竜川に沿って北上して、長野県諏訪湖付近で本州の中央部を横切るフォッサマグナとよばれる巨大な地溝帯にぶつかる。このフォッサマグナの西の縁が、中央構造線と並ぶ巨大な断層帯として知られる糸魚川―静岡構造線だ。

異なる断層に由来する大きな地震が連動するのは、近代的な観測が行われるようになってからはあまり例がない。だが、過去の時代の文献からは、そうした事例があったことが見て取れる。

安土桃山時代末期の1596年9月1日、中央構造線沿いの愛媛県でM7級の慶長伊予地震が起きた。その3日後に、およそ200キロメートル離れた大分県で、同程度の慶長豊後地震が起きている。その翌日に兵庫県で発生した慶長伏見地震も、これらの地震と関連するとみる研究者もいる。

■分かれる意見

今回の地震が、大分県を越えてさらに東へと強い地震が広がる可能性はあるのか。研究者の見方は様々だ。


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九州大学准教授の松島健さんは「1995年に中央構造線近くで阪神大震災が起きた。今回も中央構造線に沿って他の地震が起きる可能性は否定できない」と見る。一方、京都大学防災研究所教授の岩田知孝さんは「慶長伏見地震などから約400年しかたっていない。ひずみはたまっておらず、すぐには動かないのでは」と話す。

中央構造線の元になった断層は、今から1億年以上前、日本列島がアジア大陸の一部だったころに誕生した。恐竜がいた白亜紀に、海洋プレートが運んできた陸地が大陸にぶつかった。その後、大陸の端が大きく横ずれして巨大な断層ができたと考えられている。これが中央構造線だ。

日本列島は、中央構造線の一部を含んだ形で、2500万年くらい前に大陸から離れはじめた。海底にできた裂け目が広がり、日本海ができたことで太平洋側へと押し出された格好だ。この過程でさらに断層がずれ、現在の日本列島の形ができた。

中央構造線にはひずみが集中しており、その周辺には活断層帯が多い。別府―島原地溝帯には、熊本地震を引き起こした日奈久(ひなぐ)断層帯や布田川(ふたがわ)断層帯、大分の地震との関連が疑われる別府―万年山(はねやま)断層帯などの活断層がある。中央には巨大な阿蘇山が存在し、雲仙岳がある島原半島から熊本県八代市沖までは活断層の密集地帯だ。

今回の地震は、遠く離れた断層が連動して動く可能性を印象づけた。地下の断層の動きはいまだ予測がつかず、対策は警戒を怠らないことしかないようだ。

中央構造線 長さが数百キロメートルにわたって続くような大規模な断層のつながりのことをいう。構造線の両側では地層や岩石の特徴が大きく異なる。構造線すべてが活断層とは限らないが、構造線の周辺には並行して活断層が存在することが多い。
 大陸の沿岸にある日本列島は、太平洋から大陸の下に沈みこむ海洋プレートから様々な方向の力を受けて至る所に断層が形成されている。このため各地に多くの構造線が存在しており、中央構造線のほかにも、北関東から東北に延びる棚倉構造線などが知られている。

週刊文春の紙面では「最悪の場合、九州から関東までを巻き込んだ超巨大内陸地震が発生するかもしれない」という予測がなされた。

次の地震はどこ?まとめ

以前、2015年の地震予測をまとめた記事を書いたことがある。(2015年日本を大地震が襲う!?科学者や予言者が語る内容の一致は偶然なのか?

 

いま、日本はもとより太平洋に隣接する国々で大きな地震が頻発している。

バヌアツ、ミャンマー、パキスタン、エクアドルなどでM6~7レベルの地震が発生した。さらに阿蘇山も小規模ながら噴火したし、アラスカ州南部のパブロフ山は大きく噴火した。さらにメキシコ中部プエブラ州のポポカテペトル山も噴火!すべて4月に入ってからの話だ。

地球が怒っていると言わざるをえない。



2016年4月16日熊本県でM7.3の地震が発生した(熊本地震)は、本図で予想される“日向灘地震域”からのプレッシャーによる、右横ずれ断層と解析される。

今回の地震は、内陸の南端部の一部(布田川〜日奈久断層帯)が動いて発生した地震と思われる。したがって、予想される日向灘の大地震には注意する必要だ。

 



 被害の大きかった場所の1つ、熊本県西原村。村は、今回、大きな揺れを引き起こした布田川断層帯の上に位置しています。住民男性が見せてくれた村の郷土誌にはこう書かれていました。

Q.布田川・日奈久断層が1200~1500年前ごろに活動していたと?
 「予測してあったな。布田川断層を抱えているので、この辺りは大地震に見舞われるという認識はみんな持っていたと思う」(住民男性)

 断層があると認識しながらも、「まさか来るとは思わなかった」といいます。

 「古文書を見直すと、観測史上、例がないことではなく、よく観測されている可能性があることがわかった」

 歴史研究家の磯田氏は、今回の熊本地震と似た事例がおよそ400年前に起きたと指摘します。

 「卯の刻より大地震い、午の刻にいたり、城楼崩壊す」

 磯田氏の調べた古文書によりますと、1619年3月17日、熊本県八代地方で地震が発生。余震が長期間続いたといいます。また、このときは、熊本だけではなく、現在の大分県に当たる豊後地方も大きく揺れたとの記述があります。

  「今回のように、最初の揺れではお城は残っているが、余震活動が活発で、どんどん建物を壊していくという様子が、約400年前の地震でも同じような傾向が ある。熊本の地震が大分に波及、もしくは同時に大分で起きるということが、このとき(400年前)も起きた可能性が高い」(国際日本文化研究センター 磯田道史准教授)

 今回、熊本城は被害を受けましたが、400年前も、たび重なる地震によって熊本城が崩れたといいます。

Q.被害状況や市民生活の変化は?
 「熊本城の天守閣の石垣がバラバラと落ち、中に殿様の家族を置いておけない。地震屋をつくるんだと。要するに避難所」(国際日本文化研究センター 磯田道史准教授)

 不気味な類似点が他にも見られます。熊本で地震が起きた8年前、1611年には、東北地方で大きな地震が起き、津波に襲われていました。熊本の地震の後、1633年には、現在の神奈川県、小田原地方で地震が起きています。

 「熊本県から大分県にかけての地震活動は現在もまだ活発に続いています」(気象庁の会見)

 揺れが続き、かつ震源地が広い範囲に拡大している今回の地震。他の地域での地震を誘発する可能性はあるのでしょうか。

 「今動いたところの両サイドというのは動きやすくなっている」(高知大学 防災推進センター 岡村眞特任教授)

 活発な揺れが続く今回の地震。今後、警戒すべきポイントはあるのでしょうか。

 「今、非常に地震を起こして活発に動いている、これを中央構造線、活断層系という」(高知大学 防災推進センター 岡村眞特任教授)

 地質地震学が専門の岡村氏は、中央構造線に注目。この付近では地震はどこでも起き得ると指摘します。

 中央構造線とは日本列島を貫くように横たわる全国有数の活断層の1つで、一連の地震を引き起こした布田川断層帯と日奈久断層帯も延長線上にあります。

 「緊張がずっとあったのに1か所だけトンッと(緊張を)取ってしまうと、そこへ向かっていろんなものが動いてくる。それが新しい誘発地震になるが、それがどうも少し見えてきている」(高知大学 防災推進センター 岡村眞特任教授)

  地震大国・日本。いつ、どこで地震が起きるかの予測は、非常に難しいといわれます。茨城県鹿嶋市の鹿島神宮に「要石」と呼ばれる石があります。古くからナ マズが地震を引き起こすと信じられてきましたが、要石は、そのナマズを押さえ、地震を鎮めるとして大切にされてきました。地震はいつか起きる、その前提で の対策が必要です。 


福岡・熊本を震度7の地震が襲ったらどうなるのか

崩壊寸前の名城「熊本城」

突然の震度5強の揺れで大パニックに陥った1300万人都市・東京。改めてライフラインの脆弱さ、地震への備えの甘さが浮き彫りになったが、震源地の宮城と同じ震度7クラスの巨大地震が福岡熊本を襲ったらどうなるのか。覚悟しておいた方がいい。
 しかも近くには原発が3つある。

琉球大理学部の木村政昭名誉教授が言う。

「東日本大震災で三陸沖のストレスが取れた結果、太平洋プレートが南に押してくる圧力が強まって、桜島、新燃岳などの火山活動が活発化していると思われる。注意しなければならないのは内陸地震です。歴史を見てもわかるように90~95年まで続いた雲仙普賢岳噴火の真っただ中に阪神淡路大震災が発生し、その1年後の96年、日向灘地震が発生した。これは単なる偶然ではありません」

 ということは、桜島が年明けから約1カ月の間に100回以上も噴火したのは、大地震の危険な兆候を示していると言えよう。

 さらに気がかりなことがある。地震調査研究推進本部の本蔵義守地震調査委員長は、今回発表した長期評価について、

「海溝型の日向灘地震を考慮に入れておらず、また、未評価の活断層もある。九州は決して地震が少ない所ではなく、発生確率が低いとは言えない」

 と語っている。つまり、日向灘地震を含めると大地震の発生確率はもっと高くなるというのだ。

 前出の木村教授に続けてもらおう。

「日向灘沖は南海トラフの西端に当たり、相当なエネルギーがたまっているはずです。戦後だけ見ても、61年、68年、84年、96年と4回も大きな地震が発生している。フィリピン海プレートはここで大陸側のユーラシアプレートの下に潜り込んでいるため陸地で大きな被害は発生していませんが、津波の発生は考えられる」

 また木村教授は、もし内陸で活断層が動いて地震が発生した場合、

「M8の直下型は巨大地震です。海溝型の地震とは比べ物にならないくらいの甚大な被害が生じるでしょう」

 と警告する。

 冒頭の渡辺教授も、

「直近ではM7・0を記録した福岡県西方沖地震があるが、最大震度6弱でも都会は大混乱に陥る。予測されているようなM8クラスが発生すれば、阿鼻叫喚の地獄絵図ですよ。阪神淡路大震災を思い起こしてください」

 熊本市の人口は73万人、福岡市は148万人だ。

いよいよ九州の火山が活発に活動を始めた。福岡管区気象台によれば、11月25日、熊本県・阿蘇山の中岳第一火口で噴火が確認され、27日には一時噴煙が火口から上空約1500メートルにまで到達。噴火警戒レベルはそれまでと同様、火口周辺1キロ圏内への立ち入りを規制する“レベル2”のままだが(12月1日時点)、阿蘇山で起きている重大な異変を指摘する専門家もいるのだ。
 「我々は火山の活動経歴をこの目で見ていないため、カルデラを持つ火山の破滅的噴火を予測するのは難しい。しかし、地震に大地震と超巨大地震があるように、火山の噴火にも大噴火と超巨大噴火がある。そして近年、この超巨大噴火の再来の可能性を口にする火山学者も現れ始めた。私が気がかりなのは、阿蘇、霧島、雲仙普賢岳、浅間山、三原山などの火山は本格的な噴火をした後、通常火口底が300メートルほど沈むのに、上空のヘリからの映像などを見ると、火口底が目視できる点。これはつまり、日本列島の地下に潜り込む太平洋プレートにマグマがギュッと押し上げられた状態が続いているということ。そのため、我々が経験したことがないような噴火の準備が着々と進んでいる可能性があるのです」
 こう語るのは、約2カ月前に発生した御嶽山の噴火を予測していた、琉球大理学部名誉教授・木村政昭氏だ。

 気象台は、中岳第一火口に上昇したマグマの熱で噴煙や雲が赤く染まる「火映現象」を高感度カメラで観測した。マグマだまりは今年の初めから徐々に膨張しており、そのスピードは、鹿児島県霧島山の新燃岳が3年前に噴火した際のスピードとほぼ一致するという。
 「降灰の範囲も広がっており、40キロ以上離れた熊本市内でも確認されました。火口付近では地下のマグマが上昇することでできる岩石『スコリア』が噴き上げ、気象台はマグマ噴火と見ています。阿蘇山は1945年~'93年まで数年間隔でマグマ噴火を繰り返している。しかも'79年の噴火では大量の噴石が観光客を直撃し、3人が死亡、11人が重軽傷を負いました。今後、同じ噴火規模にならないとは言い切れません
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1)阿蘇山の地下は熱で熱くなっていて断層ができにくくなっており、仮に断層があったとしても発見は困難。したがって、阿蘇山周辺の地震は予測がつかない。もちろん、それに連動している噴火も。

2)震源が中央構造線づたいに、今後、四国まで移動するのかについては、意見が分かれている。

岡村真・高知大学特任教授(地震地質学)は、「その可能性はある」。

岡田篤正・京都大学名誉教授(地震地形学)は、「中央構造線上を震源とする巨大地震の周期から言って、少し考えにくい」。





「東京直下地震はいつ起こっても不思議ではありません。とくに今回の地震で気になったのは、茨城県沖を震源としたM7超の余震が起きたことです。緊張状態にあった断層が緩むと、その影響で周辺の断層も動きやすくなるのです。三陸沖から茨城県沖の断層まで揺らした大地震が、連鎖反応のように東京で起こらないとは言い切れません」(防災評論家・大山輝氏)

 琉球大名誉教授の木村政昭氏(地震学)は「これまで大地震が起こっていない空白域、首都圏では千葉県北東部が要注意」と言ったが、目と鼻の先の千葉で大地震が起きたら、東京もケタ違いの被害を受けるのは確実だ。実際、ショッキングなリポートがある。ドイツのミュンヘン再保険会社が公開した災害リスク格付けで、東京・横浜は世界ワースト1位の危険都市に選ばれた。このランキングは、地震などの自然災害が発生する恐れや都市の脆弱性を計算したもので、東京・横浜は2位のサンフランシスコ(指数167)以下をぶっちぎりで引き離し、指数710をマークした。東京は保険会社も逃げ出したくなるような危険都市なのである。 





●M7でも死者1万人負傷者21万人のシミュレーション

 死者1万1000人、負傷者21万人――。

 これは中央防災会議が東京湾北部地震(M7.3)の被害を想定してハジき出した数字だ。避難所生活者は約460万人に上り、約1100万人が上下水道の断水で影響を受けるという。東京で、地震の被害が大きくなるひとつの原因は、まず地盤の緩さだ。

「首都圏の平地は、土砂が堆積してできた沖積平野や埋め立て地が多く、地盤が軟らかいために大きく揺れやすい。ところが、東京都心ではこうした緩い地盤の上に商店街や住宅がぎっちり立ち並び発展している。当然、被害が膨らんでしまうのです」(木村政昭氏=前出)

 最近は豊洲や勝どきなどの埋め立て地に乱立する超高層タワーマンションが人気だが、震災による地盤沈下で傾く恐れを指摘する声もある。それでなくても、大地震になればエレベーターやガス、水道はストップする。彼らは避難所生活者数にカウントされていないため、実際は460万人を上回る可能性が高いという。

「関東大震災では火災による被害が大きかったが、この先の大地震で最も恐ろしいのは建物の倒壊です。木造は言うまでもなく、鉄筋コンクリートも年月がたつと鉄筋の伸縮でヒビが入ったり、そこに雨水が溶け込んでもろくなっているケースが多い。東京は古いビルがたくさんありますから、そうした建物が次々と崩壊し、ガレキの山になる恐れがある。そこに大津波も襲ってきます。1703年の元禄地震では房総半島の南端が揺れて、江戸市中が水浸しになったといわれています。今の東京は海抜ゼロメートル地帯が広がっているので、さらに危険なのです」(大山輝氏=前出)

 建物の全壊または焼失は85万棟と試算されている。半壊も含めると、その数は何倍にも膨れ上がり、経済被害は約112兆円に上るという。 

●真っ暗闇のガレキの中を650万人の帰宅難民がさまよう

 辛うじて震災による負傷を免れても、首都圏のサラリーマンが家に帰り着くのは絶望的だ。11日も都心の電車、地下鉄が全線ストップし、大量の“帰宅難民”が路上をさまよい歩いたが、もし東京直下地震に襲われたら、道路を歩くことさえできなくなる。

「震度7クラスになると道路が隆起や陥没、地割れでズタズタに寸断されます。阪神・淡路大震災のように高速道路が倒壊したり、老朽化した橋が崩落することも考えられる。当然、バスも動きません。夜になるとさらに深刻な事態が起きます。大規模な停電により、オフィスビルの明かりや街灯、ネオンもつかない。暗闇に包まれ、ヘタに動いたら、自分がどこにいるかも分からなくなる。冬ならば凍死や凍傷の恐れもあります。
非常食や上着を携帯するなど、自衛するしかありません」(大山輝氏=前出) 東京都と中央防災会議は、首都圏が大地震に見舞われた際、帰宅難民は650万人に上ると予測している。東京の人口の半数が行き場を失い、ガレキの山を徘徊するのだ。コンビニで水やおにぎりを買え、バスにも乗れた11日は、予行演習にもならないことを知るべきだ。(2011年3月12日 日刊ゲンダイ掲載


首都東京を巨大地震が襲う

三連動地震で日本列島は壊滅状態に

3地質調査や文献資料から、東海地震、南海地震、東南海地震は、それぞれ約90 - 150年間隔で発生していることが分かっている。今後も同じような発生パターンをとると推測されており、いずれもマグニチュードが8を超える巨大地震で、甚大な被害を出してきた地震だ。これら3つの地震は、地下のプレート境界の構造が原因となって、それぞれ独立した震源域を持ち、別々に発生、あるいは数年 - 数時間の間隔で発生、または同時に発生している。

過去、江戸時代以前まで歴史を遡ると東海地震・東南海地震・南海地震は同時に発生したことが確認されており、揺れと巨大津波により甚大な被害を受けている。文献によれば1707年の宝永地震(マグニチュード8.6)が確認されている。これ以前については、1498年以前の東海地震の発生記録が無いなど地震の記録が乏しいことや、信憑性や確実性に疑問が残る文献もあることなどから詳しく分かっておらず、連動型が発生していた可能性もあるとされる。

この3つの地震が一挙に起きた場合、また安政地震のように短い間隔で起きた場合は、太平洋ベルト全域に地震動による被害が及び、地域相互の救援・支援は実質不可能となると見られ、早急に地方自治体は連動型地震を視野に入れた防災対策を講じる必要があるとされている。今後発生が予測されている東海・南海・東南海連動型地震のうち最大のものはマグニチュード8.7とされる。破壊領域は長さ 700 km 程度 、津波も最大で 20 m を超えるとされている。















火山の噴火も連鎖反応

1月下旬から活発な噴火活動が続く鹿児島県・宮崎県境の霧島山・新燃岳(しんもえだけ)。2月5日には一部の地域を除き地域住民の避難勧告は解除されたものの、噴火活動は長期化しそうな気配だ。

 52年ぶりの「爆発的噴火」が観測された新燃岳だが、噴火の理由については専門家の間でもはっきりとしたことは分かっていない。そんななか、科学ジャーナリストの大宮信光氏は、「太陽活動の停滞」が今回の噴火に関係していると説明する。

 

  通常、太陽の活動は11年周期で「極大期」と「極小期」を繰り返しており、直近の極小期は2008年で終了するはずだった。だが、実際には未だに活動が活発化せず、地球に悪影響を及ぼしているという。

「太陽活動停滞期は、太陽から吹き出して太陽系全体を保護する太陽風が弱まる。すると、太陽系外から降り注ぐ高エネルギー粒子『銀河宇宙線』が大気を突き抜けて大量に地球に衝突します。この銀河宇宙線は、プレート内で超臨界状態にあるマグマを刺激して火山噴火の引き金となるケースがある。太陽風の “シールド”が弱い状態が続けば噴火の可能性も高まります」

 つまり、太陽活動の低下により、新燃岳のみならず、日本中の火山が噴火の危険にさらされているということ。この点について科学評論家の齋藤守弘氏は、新燃岳のわずか40キロメートル南に位置する鹿児島の桜島が、近年活動を活発化させていると指摘する。

「桜島は昨年、過去最多の年間896回の爆発を記録するなど活動を活発化させており、地下には年間1千万立方メートル程度のマグマの供給が続いています。『遅くとも10年以内に大噴火する』と専門家が口をそろえる一瞬触発の状態です」

 この話を裏付けるかのように、霧島連山や桜島が並ぶフィリピン海プレートに、昨年から“異常な兆候”が見られると齋藤氏。

「昨年2月3日、プレート東縁にあたる南硫黄島近海の海底火山『福徳岡ノ場』付近で、海面から噴煙が上がっているのを海上保安庁の巡視船が確認しました。また、昨年来、大規模な噴火が続くインドネシアのムラピ火山も、このプレートの南縁にある。プレート全体に、西へ向かう異常な応力が働いている可能性があるのです」 

 そして、不気味な動きを見せるフィリピン海プレートの北の縁に位置するのが、ほかならぬ富士山。しかも、富士山は日本の“背骨”とも言うべき「中央構造線」でも新燃岳や桜島と通じているのだ。 

 1707年の宝永大噴火以来、富士山は“永い眠り”から目覚めてしまうのだろうか。(Yahoo 2011年2月8日)

富士山大噴火の懸念


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