メキシコのポポカテペトル山噴火、警戒レベル引き上げ !
地球誕生以来、火山と地震による甚大な被害は過去何度も起こっている。火山の噴火が人類また地球上の生物を絶滅させたことも何度もあったはずだ。有史以来、さまざまな火山の噴火を経験してきた人類だが、この自然の猛威に対してはなす術はない。たったひとつの火山の噴火でも人類を危機に陥れることは充分に考えられるのだ。大噴火は噴火による直接被害だけでなく、その後の地球環境に与える影響も大きく、深刻な事態を長い時間にわたって招く。もし、噴煙が地球規模で広がると被害は最悪の場合、地球の気象を一変させ、冷害そして小氷河到来への引き金にもなりかねないのだ。
中米グアテマラ南部のフエゴ火山が13日に噴火し、当局が住民約3万5000人を避難させた。同国の赤十字の広報がCNNに明らかにした。
スペイン語で「炎の火山」を意味するフエゴ火山は古都アンティグアの近くにあり、標高3763メートル。現地時間の同日午前10時ごろに噴火が始まり、午後遅くまで噴煙を吹き上げ続けている。
火山から20キロ圏内の住民はバスや自家用車で避難し、それぞれ約200人を収容できる避難所が10カ所設置された。避難した住民の大半は友人や親類のところに身を寄せている。
火山灰は40キロ離れた地点にも到達し、数人が呼吸器系の症状を訴えて仮設診療所で手当てを受けた。1人は重体で病院に運ばれた。
別の赤十字関係者によれば、空き巣の被害に遭うことを恐れて避難せず、自宅にとどまっている住民も多数いるという。
専門家によると、フエゴ火山は中米で最も活動が活発な火山の1つ。噴火は今年に入って6度目だが、今回は最も規模が大きい。(CNN2012年9月14日)
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現在、世界には1530の火山があると言われている。そのうち560は陸地にある火山で、残りは海底火山だ。これらの山では長期にわたって、噴火が増加している。そのため、地球の一部地域、例えば、アラスカ、アイスランド、インドネシア、エクアドル、日本、イタリア、メキシコ、アフリカでは、噴火活動の監視が継続して行われている。日本では、警戒を要する火山が五つあるという。以下、世界で起きるおもな火山噴火を挙げていこう。
・2022年11月1日から25日のあいだに、カナリア諸島でクンプレ・ビエバ火山が噴火し、連鎖反応で大津波を引き起こして、数百万人の死者が出る
・2019年10月6日、ニュージーランドのルアペフ火山で噴火が連鎖的に起きる
・2020年、メキシコのポポカテペトル火山で噴火が始まり、数千人の死者が出る
・2021年5月23日、米ワシントン州南東のセントへレンズ火山が噴火し、数千人の死者が出る可能性がある
・2022年、メキシコのエルチチョン火山で噴火が始まり、記録された中でも最悪の被害をもたらす
・2027年、米イエローストーン国立公園の火山で大規模な噴火が起きる
・2035年12月22日、コスタリカのリンコン二デ:フ・ビエバ火山で大規模な噴火が始まる
・2037年4月13日、ハワイのキラウエア火山が大災害を引き起こす
・2038年9月17日、南米プレートに大きな動き。海底噴火が巨大な津波を引き起こし、ブラジル北部に甚大な被害がおよぶ
・2039年6月18日目、コロンビアのネバドデルルイス火山が噴火、最低でも七万人の死者が出る
・2041年6月、フィリピンのピナツボ火山が噴火、数千人の死者が出る可能性がある
・2042年、イタリアのローマで活動を停止していた火山が再び大規模な活動を始めて、数千人から数百万人単位の死者が出る可能性がある
・2043年7月7日、地殻大変動によりニカラグアのセロ・ネグロ火山で噴火が始まり、
数千人の死者が出る可能性がある
火山の大噴火 |
- ■海外の大噴火の記録
- 約7万4000年前 スマトラ島のトバ火山。ここ10万年(200万年?)では最大級の噴火。トバ湖はこの噴火で生じたカルデラ湖。
- 紀元前1600年頃 エーゲ海のサントリーニ島。
- 79年 古代ローマ、ヴェスヴィオ火山。ポンペイが埋没。
- 1783年 アイスランドのラキ火山。
- 1814年 フィリピン・ルソン島のマヨン山。ふもとの街で1,200人の死者。
- 1815年 インドネシア・スンバワ島のタンボラ山。9万人以上の犠牲者。
- 1902年 西インド諸島・マルティニーク島のプレー山。火砕流がサン・ピエールの町を襲い32,000人あまりが死亡。
- 1919年 インドネシアのケルート山。ラハールが発生し5,100人の死者。
- 1930年 インドネシア・ジャワ島のムラピ山。約1,300人の死者。
- 1965年 フィリピンのタール山。噴火時のベースサージによって約2,000人の死者。
- 1980年5月18日 アメリカ合衆国のセント・ヘレンズ山。山体崩壊。
- 1985年11月13日 コロンビアのネバド・デル・ルイス山。死者21,500名。
- 1991年6月 フィリピンのピナトゥボ山。20世紀最大規模。
■日本の大噴火の記録
- 685年 浅間山
- 1596年 浅間山
- 1640年 北海道駒ヶ岳の噴火で山体崩壊。
- 1707年 富士山(宝永噴火)
- 1741年 北海道の渡島大島で寛保岳が噴火。津波災害を起こす。
- 1783年 浅間山(天明の大噴火)
- 1792年 雲仙普賢岳の噴火と山体崩壊。
- 1902年 鳥島が噴火し島民125名が全滅。
- 1914年 桜島噴火で大隅半島とつながる。
- 1915年 焼岳噴火で梓川をせき止め大正池ができる。
- 1944 - 1945年 有珠山噴火で昭和新山ができる。
- 1946年、1952年 明神礁(海底火山)の噴火。一時、島が出現。
- 1977年 有珠山
- 1979年 御嶽山で水蒸気爆発。
- 1983年 三宅島
- 1986年 伊豆大島三原山、全島避難。
- 1989年 伊豆半島伊東市東方沖海底で噴火。
- 1991年 雲仙普賢岳、平成新山ができる。
- 2000年 有珠山、三宅島で全島避難。
- 2004年 浅間山
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火山の噴火に関するリンク集 |
東日本巨大地震 地震連鎖が日本列島を襲う
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